IoT(Internet of Things)は、あらゆるモノがインターネット(ネットワーク)に接続されることを指し、モノのインターネットとも呼ばれます。
IoTにより各種デバイスがネットワークに接続し、ネットワークを経由してデータを収集し分析することで、さまざまなサービスが提供されています。
今後も、IoTにより新たなサービスが提供されることが想定されます。
この記事では、IoTシステム技術検定 中級の概要、実際に合格した際の勉強方法についてご紹介します。
・IoTシステム技術検定と中級検定の概要
・IoTシステム技術検定 中級の取得に向けて利用した教材と勉強方法
・IoTシステム技術検定の受験の流れ
目次
IoTシステム技術検定
IoTシステム技術検定とは
IoTシステム技術検定は、IoTに携わる方を対象とした資格です。
IoTシステム技術検定は、IoTシステムの企画、構築、運用などを効率的、効果的に行うための知識の習得や、IoT分野における技術者として活躍してもらうことを狙いとしています。
IoTシステム技術検定は、基礎、中級、上級の3つのレベルに分かれています。
レベル | 認定 | 受験資格 |
上級 | 高度なIoTシステム、業界または業界をまたがる サービスを構築する実践的な専門技術を認定する | いずれか1つを満たしていること。 ・MCPC IoTシステム技術検定(中級) 合格された方 ・情報処理学会のCITP有資格者 ・早稲田大学スマートエスイー修了者 |
中級 ★本記事の内容 | IoTシステム構築に取り組むための基礎技術を 認定する | 制限なし |
基礎 | IoTに関する基礎知識を保持していることを 認定する | 制限なし |
IoTシステム技術検定 中級の概要
IoTシステム技術検定 中級は、IoTシステム構築に取り組むための基本技術を認定します。
IoTシステム技術検定 中級では、IoTシステムを構成する基本技術の習得が必要とされます。
IoTシステム技術検定 中級の試験の概要を以下に示します。
試験 | IoTシステム技術検定 中級 |
受験資格 | 特になし |
問題数 | 80問 |
出題形式 | 選択式 |
試験時間 | 90分 |
受験料(税込み) | 15,400円 ※会員・協力団体の方は割引があります |
出題カテゴリと出題比率 | 出題比率 |
IoTシステム構成とシステム技術 | 5~15% |
センサ/アクチュエータ技術と通信方式 | 30~35% |
IoTデータ活用技術 | 25~30% |
IoT情報セキュリティ対策技術 | 20~25% |
IoTシステムのプロトタイピング技術 | 5~15% |
IoTシステム技術検定合格に向けた勉強方法
利用した教材(書籍)
IoTシステム技術検定では、受験者向けに公式テキストが販売されています。
IoTシステム技術検定 中級の受験に際し、「IoT技術テキスト」を購入し勉強をしました。
「IoT技術テキスト」にはIoTに関する知識が体系的にまとめられており、IoT技術の全容を把握することができます。
勉強方法
IoTシステム技術検定 中級の勉強は、「IoT技術テキスト」を繰り返し学習することで行いました。
出題比率の高いカテゴリを重点的に学習することで、より合格に近づくと思います。
IoTシステム技術検定 中級の試験の流れ
試験の申込み
IoTシステム技術検定 中級の受験の流れは以下の通りです。
- ユーザ登録
- ユーザ登録が未済の場合は、新規ユーザー登録が必要
- 試験の申込み
- 受験票をダウンロード
- 申込み後、マイページよりダウンロード
- 試験日に受験する
当日の試験
受験の際、身分証明書など持参する必要があるものがありますので、事前に確認して準備しておきます。
当日は、試験日に会場へ行き受験します。
後日、合否判定結果がマイページに公開されます。
IoTに馴染みのない方にとっても、難易度は高くない印象です。
まとめ
IoTシステム技術検定 中級取得に向けた勉強方法、受験方法などをご紹介してきました。
AIや5Gなどと並び、IoTは昨今の技術的なトレンドの1つとなっており、今後もIoTにより新たなサービスが提供されることが予想されます。
IoTシステム技術検定 中級を取得することで、IT技術者としてのスキルアップ・キャリアアップを図ってみてはいかがでしょうか。